全体討論会
9月13日 (水) 16:10~17:50 広島国際会議場 フェニックスホール無料(一般参加可能)
テーマ:技術でつながる「適散適集」な社会
討論内容
現在の社会は、激甚化・頻発化する災害への対応やインフラ施設の老朽化対策、人口減少や高齢化に伴う人手不足、さらにはSDGsに向けた取組やCO2の削減など、多面的で複雑な課題が山積している。このようなVUCA(Volatility:不安定さ、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代において、広島県の総合計画で提唱された「適散・適集社会」も参考に、本全体討論会では、「技術でつながる『適散適集』な社会」をテーマとして、人や機能の集積と分散にバランスのとれた新しい社会の構築に向け、デジタル技術も活用しつつ、土木界の新たな挑戦について論究する。
講師の紹介
-
[コーディネーター]
藤原 章正FUJIWARA Akimasa
広島大学IDEC国際連携機構 教授
1985年広島大学大学院工学研究科博士課程前期修了、呉高専助手、東京大学およびインペリアルカレッジ客員研究員を経て、1994 年広島大学大学院国際協力研究科助教、2002年より現職。専門は交通工学・土木計画学。現在は土木学会副会長、アジア交通学会ジャパン会長を務める。交通工学論文賞、アジア交通学会八十島賞など受賞。
-
[パネリスト]
湯﨑 英彦YUZAKI Hidehiko
広島県知事
1965年広島県広島市生まれ。2009年11月広島県知事に就任し、現在4期目。
アフターコロナの社会を見据え、「適切な分散」と「適切な集中」それぞれの創造が求められることから、2020年10月に策定した、広島県の今後10年の総合計画「安心▷誇り▷挑戦ひろしまビジョン」において「特性を生かした適散・適集な地域づくり」のフロントランナーとなるよう取り組んでいる。
-
[パネリスト]
田中 輝美TANAKA Terumi
島根県立大学地域政策学部 准教授
島根県浜田市出身・在住。島根県立大学地域政策学部准教授。大阪大学文学部卒業後、山陰中央新報社記者を経て、ローカルジャーナリストとして独立。大阪大学大学院人間科学研究科で関係人口を研究し、博士(人間科学)を取得。2021年より現職。著書に『関係人口の社会学』(第一回日本社会関係学会賞最優秀賞)『関係人口をつくる』など。
-
[パネリスト]
羽藤 英二HATO Eiji
東京大学大学院工学系研究科 教授
1992年3月 広島大学大学院工学研究科修了。1992年4月 日産自動車株式会社総合研究所研究員(〜1998年3月)。1998年4月愛媛大学工学部環境建設工学科助手(〜2003年3月)、2003年4月愛媛大学工学部環境建設工学科助教授(〜2006年3月)、2006年4月Nepal工科大学Visiting Professor兼任、2006年4月東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授(〜2012 年8月)、2012年9 月東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授(現職) 。
-
[パネリスト]
田中 茂義TANAKA Shigeyoshi
第111代 土木学会会長
大成建設株式会社 代表取締役会長1954年生まれ。1979年東京大学工学部土木工学科卒業、同年大成建設(株)入社。橋梁工事の所長、札幌及び東京支店の土木部長、九州支店長、社長室長、土木本部長等を歴任。現在、同社代表取締役会長。
-
[パネリスト]
中﨑 剛NAKAZAKI Takeshi
国土交通省 中国地方整備局 局長
1964年生まれ。大阪府出身。1990年京都大学大学院工学研究科修了、運輸省入省。港湾局産業港湾課国際企画室長、中部地方整備局港湾空港部長、港湾局海洋・環境課長、港湾局付派遣(公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 整備局上席審議役)、中国地方整備局副局長を経て 2023年7月より現職。
- ※国際会議場への入場には事前登録が必要です。詳細は各種申込みのページをご参照下さい。なお、満員になった時点で、入場を御断りすることもあるかもしれません。その際には、悪しからずご容赦願います。
- ※CPD受講証明書を必要とされる方は、令和5年度全国大会 CPD単位についてをご参照ください。