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土木学会継続教育(CPD)プログラム認定講習会

講習会「富士山の噴火に備える」

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(M9)を契機として、各地で地震が頻発しており、日本の地震・火山活動は新たなステージに突入したとの報道がなされています。なかでも、震災直後の3月15日に富士山直下で発生した地震は、富士山噴火が目前に迫った事象の現れとして緊張が一気に高まりました。その後、富士山は平穏を保っていますが、近い将来、噴火に至るだろうとマスコミ等で報道されています。富士山が噴火すると、関東地方には火山灰が数十cm(場所によっては数m超)、都内でも数cmから10cm程度のオーダーで積もり、交通網や通信網、下水等の都市インフラが麻痺し機能不全に陥るなど、これまで経験してこなかった災害に市民生活が大きく脅かされることが懸念されています。市民の安全を確保するためには、富士山噴火を見据えて様々な備えをしていく必要があります。

今回の講演会では、まず火山噴火予知連絡会長の藤井先生から、富士山の噴火はあるのか、あるとすればいつ頃なのか、我々にはどのような備えが必要なのか等についてご講演をいただきます。

また、お二人目の赤色立体地図発明者の千葉技師長からは、赤色立体地図の防災の活用法などについてご講演をいただきます。赤色立体地図は、地表の凹凸を直感的に素早く確実に認識することができる手法として最近テレビ番組等でも注目を集め、特に、災害の発生や防災・避難などを考える際に大きな効果があると期待されています。講演では、富士山の凸凹情報から過去の噴火事例等についても解説していただく予定です。

本講習会を、富士山噴火や防災の備えの一助にして頂けたらと考えています。多数の皆様の参加をお待ちしております。

1. 主催 公益社団法人 土木学会関東支部
2. 期日 2013年2月1日(金) 13:30~17:10(13:00から受付開始)
3. 場所 土木学会本部2階大講堂(JR中央線四ツ谷駅下車四谷口徒歩5分)
160-0004 新宿区四谷1丁目無番地(外濠公園内)
4. プログラム
13:30-13:35 開会挨拶 技術情報部会主査
13:35-15:15(100分) 富士山の噴火に備えて
火山噴火予知連絡会長
CeMI環境・防災研究所長
東京大学名誉教授
藤井敏嗣
15:15-15:25 休憩(10分)
15:25-17:05(100分) 赤色立体地図でみる地球の凹凸と防災への活用
アジア航測(株)
総合研究所技師長
千葉達朗
17:05-17:10 閉会の挨拶
5. 会費 会員2,000円 非会員3,000円 学生会員1,000円
(消費税込み,会員は個人会員及び法人会員)
6. 定員 120名(定員になり次第締め切ります)
7. 申込方法 参加ご希望の方は、次ページの申込用紙にご記入の上、メールにてお申し込み下さい。
申込書ダウンロード
8. 申込先 土木学会関東支部 160-0017 新宿区左門町6-17 YSKビル5F
TEL03-3358-6620 FAX03-3358-6623
担当:関東支部事務局 小熊正実(E-mail:kanto@jsce.or.jp)