【関東支部 現場見学会 開催報告】
土木学会関東支部では毎年、土木の日(11月18日)記念行事として現場見学会を開催しております。今回は、11月16日(金)に開催し計30名の方々にご参加いただきました。
当日は天候に恵まれた晴天のもと、八ッ場ダムを見学しました。
八ッ場ダムは、堤高116.0m(利根川水系ダムで8位)の重力式コンクリートダムです。八ッ場ダムの建設の目的は、①洪水調節、②流水の正常な機能の維持、③新規都市用水の供給、④発電の4つです。昭和22年 のカスリーン台風により利根川が決壊したことを契機に八ッ場ダム建設の調査を開始し、平成4年「八ッ場ダム建設事業に係る基本協定書」を締結、水没等関係住民の方々の移転先である移転代替地の整備、道路および鉄道の付替え整備等を経て、平成27年よりダム本体の掘削工事を開始、平成28年よりダム本体のコンクリート打設を開始しました。完成は平成31年度を予定しております。
見学会を開催した日は、非常用洪水吐付近のコンクリートを打設している状況でした。
平成28年から開始しているコンクリート打設はいよいよ大詰めに差し掛かっており、上流河床から見上げるダムは、より一層大きく感じられました。
当日は、「なるほど八ッ場資料館」を見学した後、会議室にてダム工事の概要説明をご説明いただき、ダム上流側、ダム天端を見学しました。以前に見学に来られた方もご参加いただき、工事の進捗に驚いたとの声も頂きました。
関係者の方には丁寧な説明や現場案内をしていただき、大変お世話になりました。ありがとうございました。
■八ッ場ダムの概要(八ッ場ダム工事事務所HP 事業概要パンフレットより)
ご参加いただいた皆さま、現場見学にご協力いただきました、国土交通省関東地方整備局および清水・鉄建・IHI異工種建設工事共同企業体の皆さま、ありがとうございました。