【関東支部 現場見学会 開催報告（芳賀・宇都宮LRT）】
土木学会関東支部交流部会では毎年、土木の日（11月18日）記念行事として現場見学会を開催しております。今回は、11月15日（火）に規模を縮小して開催し、計13名の方々にご参加いただきました。
当日は小降りの雨の中ではありましたが、LRTの車両基地内にて、主にLRTの車両を見学しました。
芳賀・宇都宮LRT は、栃木県宇都宮市・芳賀町において、交通渋滞緩和のためだけでなく、少子高齢化・人口減少が懸念されるなか、誰もが快適に移動できる公共交通ネットワークの構築を目的として整備されるものです。2022年11月17日に試運転を開始し、2023年8月の開業に向け、レール敷設や諸設備設置工事を行っています。
HP：https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kotsu/lrt/1028853/1006081.html
見学会を開催した日は、試運転の二日前であり、まさに試運転に向けて準備が進められているLRTの車両内を見学しました。車両の内外観は、芳賀・宇都宮の風土を象徴する雷や豊かに実った稲をイメージさせる「黄色」をシンボルカラーとしており、まさに街のシンボルにふさわしいデザインで見学者を魅了しました。運転席の見学や運転士の皆様からパンフレットにはない貴重なお話も伺うことができ、見学者の皆様にとって思い出に残る一日となりました。今回の事業は宇都宮駅から東側のエリアを優先整備区間とした事業であり、今後は宇都宮駅から西側のエリアを対象とした整備事業も継続して検討されているようです。今後の動向にもぜひ注目していただきたいと思います。
見学会当日は、試運転前の大変お忙しい時期にもかかわらず、多くの関係者の皆様から丁寧なご対応をいただき、大変お世話になりました。誠にありがとうございました。
LRT事業の概要（芳賀・宇都宮LRTパンフレットより）
ご参加いただいた皆様、現場見学にご協力いただきました宇都宮市建設部の皆様および宇都宮ライトレール株式会社の皆様、誠にありがとうございました。