平成30年12月14日(火)18時より、東京都港区のSHIBAURA HOUSE 1Fフロアにて、関東支部主催の第10回どぼくカフェ in TOKYOが開催されました。第10回どぼくカフェin TOKYOでは、『 写真でみる土木の魅力 』と題し、大村拓也様(写真家)にご講演いただきました。
学生の質問に講演者が答え語りながら進行するスタイルは、第10回を数える本イベントにおいては初の試みとなりましたが、大村様には一つ一つの疑問・質問に写真を見ながら丁寧に土木の魅力や役割などについて語っていただき、十分にその思いが伝わってきた有意義な時間となりました。
大村様は土木工学科出身という異色の経歴を持つ写真家で、大学卒業後10年以上にわたって土木の写真を撮ってきました。土木学会誌、日経コンストラクション等の土木系雑誌において、その写真を目にすることができます。みなさんは「でも、どうして土木工学科出身でこの道に?」という疑問がまずは浮かぶことでしょう。また、「その経歴を生かしてどのような写真を撮って来たの?」とも、思うでしょう。さらには、「どのような思いを持って写真をとっているの?」と、聞きたくなるでしょう。
当日は、まさにそのような疑問に、大村様の中学や高校時代のカメラに接し写真を撮るようになったきっかけのエピソード、写真撮影のアルバイトをしながら「もしかしたら、これ(カメラ)で飯が食べていけるかも」と思ったエピソード、土木写真家としてのこの世界でのデビューをしてからのデビュー時代や写真家として認知された現在までの数々のエピソードなどを語っていただきながら、併せて土木の魅力、土木の役割、土木屋の情熱、土木との向き合い方などについて熱くお話いただきました。
なお、大村様のサプライズで普段の現場取材のスタイルである作業着、ヘルメット、反射ベスト着用して講演をして下さいました。多くの学生や社会人の方に足を運んでいただき、大いに盛り上がった90分になりました。