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土木系大学生が羽田空港D滑走路を見学
~関東地方整備局・土木学会関東支部共催「社会科見学」第12回~

3月18日(木)関東地方整備局と土木学会関東支部の共催で、大学生向け「社会科見学」を開催しました。本見学会は将来、社会資本整備を担うことになる学生等に対して、土木に対する関心を深め、国土交通行政への理解と事業紹介を行うことを目的として開催しています。 今回は本年10月に開港を目指し、急ピッチで工事が行われている東京国際空港(羽田空港)のD滑走路を見学しました。 今回の参加者は首都圏大学の土木系の学生さん17名で、展望台でプロジェクトの概要の説明を受けた後、マイクロバスでD滑走路に移動し、桟橋部や埋立部において説明を受けながら見学を行いました。

羽田空港  http://www.pa.ktr.mlit.go.jp/haneda/haneda/haneda_saikaku/index.html

【今回の見学ルート】

「国土交通省関東地方整備局 東京空港整備事務所提供(H22.2.20撮影)」
【展望台】
【連絡誘導路】
最初に展望台でD滑走路の概要について説明を受けました。
現在桟橋部のジャケットの据え付けは全て完了し、UFC床版の据付工事を行っているとのこと。また供用に向け、舗装工事にも取りかかっているとのこと。
展望台は一般公開しているので興味のある人は是非、足を運んでみてください。
マイクロバスで連絡誘導路付近の場周道路を通って、一路D滑走路へ向かいます。
奥に見えるのが連絡誘導路で将来旅客機が行き来します。
【桟橋部・見学展望台】
桟橋部にある見学展望台で説明を受けました。
D滑走路の広さにみなびっくり。ここが2年前は海であったとは考えられません。
連絡誘導路部のジャケット据付は完了し、床版工事が最盛期となっています。
桟橋部では舗装工事が行われていました。
とにかく広いです。
今回の見学会では特別に桟橋部の脇にある船着場から桟橋部の下を覗かせていただきました。
【伸縮装置】
桟橋部を支える鋼桁は腐食に強いチタン製のカバープレートで覆われており、カバープレート内部を除湿することにより、鋼桁の長期耐久性を確保するとのことです。
なお、海面からカバープレートまで約12mもあり、3階建ての建物がすっぽり収まります。
桟橋部と埋立部の異なる構造を接続する伸縮装置です。 現在据付中で、±600mmの変位に追随します。
【埋立部】
ここは平行誘導路となります。 奥の色の異なる部分が滑走路となります。
埋立工事で活躍した建設機械達が整然と並んでいました。 小さく見えますが、重ダンプトラックのタイヤの直径は2m以上あり、積載量も60tぐらいあります。 先ほどの見学展望台よりマイクロバスで約10分。やっと埋立部の最先端に到着しました。奥に見える赤い橋みたいなものが進入灯橋梁です。あと2スパンで完成です。
埋立部最先端では、遙か向こうに建設中の東京港臨海道路のトラスが微かに見えます。 本日、説明をしていただいた国交省の村上さんと鈴木さんです。
村上さんと鈴木さんも、学生時代にこの見学会に参加したとのことで、参加者の目線に立ったとてもわかりやすい説明でした。
有り難うございました。
展望台付近からD滑走路をバックに記念撮影 みなさんお疲れ様でした

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