関東の土木遺産 関東の土木遺産
土木遺産の概要 施設位置図 施設一覧
   
埼玉県/行田市〜鴻巣市
ほりきりばし
堀切橋
H26年度認定(2014)
1.名 称:
ほりきりばし
堀切橋
2.完成年:
1933(昭和8)年
3.形式等:
RCラーメン構造橋台、単径間H鋼桁・RC床板
橋長L=19.80m, 幅員W=6.10m (有効幅員5.60m)
4.設計者:
不明
5.推薦理由:
  1. (1)すぐれた構造美
    • 堀切橋は一級河川忍川(おしかわ)に架かる小規模な橋梁で、曲線が施された橋台頂部など外観に工夫が凝らされている。
    • ラーメン構造橋台の流水側は、壁面ではなくアーチ型に3か所切り抜かれ、橋脚状の構造になっている(橋台が河道の両側に2基あり、3径間に見える)。
    • 親柱は高さ0.95mで、側面に幾何学模様を刻み、上部に高さ0.50mのX状に伏せた 小モニュメントを設けている。
    • 流水側の支承部に高さ0.85mの壁面を施し、上部に半球を載せた丸太状の小モニュメント(高さ0.45m)を設けている。
    • 高欄はアーチ状に開口部を並べ、数カ所毎に三角形にしている。前述の親柱および支障にも意匠が施されている。
  2. (2)愛される堀切橋
    • 堀切橋は現役である。行田市は、堀切橋が土木構造物の遺産価値が高いとして、損傷時には原形の保全・維持に努めてきた。
    • 堀切橋の右岸川は鴻巣市の史跡公園で、左岸川の行田市はこれに対応する市域の活性化が懸案であり、土木遺産認定がその一要素になる物として期待をしている。
6.所在地:
埼玉県行田市、鴻巣市
7.管理者:
埼玉県行田市
8.特記事項:
  1. 天正18年に石田光成が忍城を水攻めする際、築造した堤防の一部が現存する(右岸:「石田堤史跡公園」鴻巣市。左岸にも一部現存:行田市)。
9.連絡先:
  • 埼玉県行田市建設部道路治水課
  • 埼玉県行田市本丸2−5  tel.048-556-1111
画像:上流から望む
■上流から望む
画像:下流から望む
■下流から望む
画像:右岸(西岸)から望む
■右岸(西岸)から望む
画像:高欄の意匠1
■高欄の意匠①
画像:高欄の意匠2
■高欄の意匠②
画像:親柱(上流右岸)
■親柱(上流右岸)
画像:鋼桁
■鋼  桁
画像:ラーメン構造橋台RC頂版
■ラーメン構造橋台RC頂版
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