関東の土木遺産 関東の土木遺産
土木遺産の概要 施設位置図 施設一覧
   
東京都/あきる野市
ひがしあきるばし
東秋留橋
H27年度認定(2015)
1.名 称:
ひがしあきるばし
東秋留橋
2.完成年:
1939(昭和14)年
3.形式:
6径間鉄筋コンクリートアーチ橋
橋長:149.7m 総幅員:6.2m
橋台:重力式  橋脚:鉄筋コンクリート小判型  基礎:オープンケーソン
4.設計者・施工者:
不明
5.推薦理由:

東秋留橋は、一般都道檜原あきる野線(第176号)が、秋川を渡河する箇所に位置する橋長149.7m 支間長は25.0mの6径間鉄筋コンクリートアーチ橋で、昭和14年8月に架設された。本橋の構造形式である多径間の連続鉄筋コンクリートアーチ橋は、河川に対する阻害率が大きいため、戦後の施工例は全国的に殆ど無い。また、本橋の径間数である6径間は、開腹構造としては福島市にある信夫橋の7径間に次いで、国内で2番目に多い径間数であり、戦前を代表する橋梁構造と言える。しかも、昭和14年以来現在まで、アーチリング・橋台・橋脚の主構造だけでなく、高欄・親柱についても改変されておらず、架橋当時の姿を今に伝える貴重な橋梁である。

本橋梁については、幅員が狭く交通上のボトルネックとなっていたが、東京都は、前後の道路線形を見直し下流側へ新設橋を架設することで、架け替えることなく保存することとし、現在、歩行者専用橋として供用されている。

以上のように、構造的に貴重な本橋について、次世代に継承する貴重な土木遺産として評価し社会へアピールしていくため、選奨土木遺産に推薦するものである。

6.所在地:
東京都あきる野市
7.管理者:
東京都建設局
8.特記事項:
2800選Aランク
9.PR方法:
建設局HPによるPRを検討
10.連絡先:
東京都建設局道路管理部保全課
橋梁保全係長 内山 嘉治 氏
電話:03-5320-5295  FAX:03-5388-1529

■図1 案内図(全体)

■図2 案内図(詳細)
画像:写真1 東秋留橋(秋川下流より全景撮影)
■写真1 東秋留橋(秋川下流より全景撮影)
画像:写真2 東秋留橋(秋川・左岸上流より)
■写真2 東秋留橋(秋川・左岸上流より)
画像:写真3 東秋留橋(秋川・右岸下流より)
■写真3 東秋留橋(秋川・右岸下流より)
画像:写真4 東秋留橋(橋面の状況)
■写真4 東秋留橋(橋面の状況)
画像:写真5 東秋留橋(手前)、新しい東秋留橋(奥)
■写真5 東秋留橋(手前)、新しい東秋留橋(奥)
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