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土木学会関東支部は、2023年度に設立60周年を迎える。その記念行事として、将来の建設業界を担う若手技術者に60年後の土木業界(建設業界)について未来洞察し、あるべき姿、望む姿、そのために今何をしておくべきかについて議論していただく若手技術者交流サロンを開催しました。(2023年10月6日(金)15時~17時30分 土木学会本部講堂にて開催)
 参加16名の若手技術者が4つのグループに分かれて、60年後の土木業界(建設業界)は、どうなっているか?どうあってほしいか?そのために今何をしておくべきか?について、ワークショップ形式で議論とプレゼンテ-ション、質疑応答を行いました。
 (参加若手技術者:土木学会、東京都下水道局、東日本旅客鉄道㈱、パシフィックコンサルタンツ㈱、㈱オリエンタルコンサルタンツ、㈱復建エンジニアリング、㈱間瀬コンサルタント、㈱エスイ-、中央大学、日本大学、鹿島建設㈱、鉄建建設㈱、川田建設㈱、清水建設㈱)

【60年後の土木業界(建設業界)はどうなっているか?どうあってほしいか?】に対しては、現場作業のリモート化、アバターの遠隔操作が可能に、超効率化で味気なくなるので、むしろ現場に行きたくなるのでは?人材の輸出入が可能となる。月に移住できる時代となる。地球‐月、火星間の物流、情報ネットワークが構築される。地下空間(地下3,000m)が大規模利用される。環境変化による新たな災害が発生している。人口減少に伴う都市集中化が起こっている。等の意見がありました。
 また、【そのために今何をしておくべきか?】に対しては、他業界から見た建設業界への壁をなくす(人材・必要資格・経験工学)ことが必要。0ベースから構築する勇気(当たり前の排除)が必要。優秀な職人が生きてるうちに技術をトレースする。AIに負けないスキル構築、AIを操作・計画できる人材を育成。ディープラーニング用の精度の高いデータ収集。等の意見がありました。

今回の若手技術者交流サロンは、久しぶりの対面開催としました。各グループとも活発な議論がなされ、質疑タイムも各グループからの質疑が活発でありました。今回、PCモニターを準備し、各グループでPCを活用しての議論とりまとめ、プレゼンテーションを実施しましたが、非常に効率的かつ資料もわかりやすいものとなりました。
 また、笑顔で話す姿や、笑い声が聞こえ、とてもいい雰囲気の中であっという間の2時間30分でした。
 不定期となりますが、引き続き、土木学会関東支部交流部会では、若手技術者交流サロンを開催していきますので、ご参加をよろしくお願いいたします。

画像:若手技術者交流サロン 開催状況
開催状況

画像:若手技術者交流サロン 開催状況
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