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ACECC担当委員会−設立経緯
アジア土木学協会連合協議会担当委員会
設立経緯および目的
経緯:
アジア地域の土木学会の連合組織が1999年9月27日正式に発足した。その名称をアジア土木学協会連合協議会(Asian Civil Engineering Coordinating Council 略称ACECC)とし、次の5ヶ国の土木学協会が発足当初会員である。American Society of Civil Engineers(ASCE,アメリカ土木学会),Chinese Institute of Civil and Hydraulic Engineering(CICHE,中国土木水利工程学会,台湾), Korean Society of Civil Engineers(KSCE,大韓土木学会), Philippine Institute of Civil Engineers(PICE、フィリピン土木学会)、JSCE日本土木学会。ACECCの意思決定組織である理事会の会長には土木学会前会長岡田宏会員、事務総長には日下部治がそれぞれ就任し、事務局を日本土木学会本部内部に置くこととなった。
ACECCの主たる役割はアジア土木技術国際会議を継続的に開催し、アジア地域が抱える土木技術に関する諸問題を討議し多国間連携のもとで解決策を見出すことにある。第1回のCECARは1998年2月、ASCE、PICE、JSCEの3学会による共催でマニラで開催され,第2回CECARは2001年4月東京で開催が計画されている。
このアジアにおける連合組織の必要性は1996年松尾稔第84代土木学会長当時の国際委員会(委員長小野和日児会員、幹事長日下部)における国際戦略の議論に始まる。 その内容は、委員会がまとめた中間報告およびJSCE2000、そして会誌、土木界の国際戦略シリーズにまとめられている。 引き続き国際委員会(委員長石井弓夫会員、幹事長川島一彦会員)では、連合組織のコンセプトをASCE,PICEに呈示し具体的議論に入った。それが1998年10月神戸である。学会では、同年11月、連合組織結成に向けての作業と2001年第2回CECAR運営のために、アジア土木技術国際会議担当委員会を技術推進部門に設置した。ここで産・官・学の国際派の方々に集まっていただき戦略を磨いてきた。そして、ACECC発足を期にアジア土木学協会連合協議会(ACECC)担当委員会に改名し、学会のACECC支援委員会として活動するに至っている。
目的:
1)アジア土木学協会連合協議会(ACECC)の立ち上げの支援
2)ACECC活動における土木学会(JSCE)メンバーへの支援
3)第2回アジア土木技術国際会議の運営組織委員会(LOC等)の立ち上げ準備
4)組織委員会への支援
5)組織委員会分科会の立ち上げ支援
(注)当委員会は、1999年9月のACECCの設立、ならびに2001年4月の東京における2nd CECARの開催を持って当初の目的を達成したことにより、2001年5月に発展的解散を遂げ、引き続きACECCを支援するための第2期委員会が結成され、現在に至っているものである。
以上