橋桁の中を列車が走る様子(瀬戸大橋)
橋は生きています。車や列車がたくさん乗れば下にたわみ、台風の時は横にたわみます。しかし、そのたわみを考えて設計しているので壊れる心配はありません。
ターゲット(白色光)
地震や台風が来ると、橋がどのように変形したかを調べるために、観測機器を取り付けています。これによって設計が適切であったかどうかを調べるとともに、次の工事の資料として役立てます。
観測用カメラ
モーターで動く点検補修用作業車
橋は鋼材のかたまりです。海にある橋はさびないように特別な塗装をしていますが、長い時間がたてば塗装もいたみます。いたみの激しい所を早く見つけて、その部分だけを塗装すれば、放置しておいて全面を塗り替えるよりも経済的です。また、地震や台風の後などでは、異常がないかどうかを詳しく点検しています。
今までは、塗装を点検するのに、ゴンドラを架けて人が作業をしていましたが、人の作業を減らすため新しくロボットを開発しました。このロボットは、遠隔操作で塗装の悪いところを見つけ、補修もします。