■土木学会誌2008年6月号モニター回答
■ 表紙
表紙と背表紙の「日本の土木史を訪ねて」の写真とコラムを毎月楽しみに読ませて頂いています。美しい風景の奥に看板のようなものが映っており、ややミスマッチングだったのが少し残念でした。
(所属:東京大学 氏名:入谷和範)
■ 巻頭言 土木技術者の育成と産学官の連携 落合 英俊
専門化、細分化が進む技術の世界において、土木工学は本来的に総合的な視点からのリーダーシップが育つ分野であることに同感する。社会資本という、生活や経済活動を長期にわたり支える基盤を提供するためには、常に幅広い視点からの判断が求められる。人材育成、活用という観点から、産官学での幅広い経験を積める仕組みや風土、あるいはマネジメント教育において土木学会に期待するところも多い。
(所属:JR東日本 氏名:森山 泰明)
土木技術者の育成と地域社会の整備には似通ったものを感じた。土木構造物は、地域全体を見据えて社会基盤の整備を行うことがもっとも大切である。
それには、国や地方行政だけにとどまらずそれぞれの分野の技術学会はもちろんのこと、民間企業も含めた総合力で対応することが重要となるでしょう。まさしく産学官の連携が大切であることには同調します。
「ものづくり」には「個の技術」「体系の技術」の両輪を十分に駆使し、官庁、学会及び産業をつないで本当に必要で機能的な社会基盤の整備を行うことが必要であると感じました。
(所属:東亜建設工業(株) 氏名:加藤 隆士)
■ PHOTO REPORT (1)寄り回り波の来襲による高波被害(富山湾)
見開き2ページの被災中の写真は、普段見ることのない光景であり、非常にインパクトがありました。しかし、その写真の記事を見ようとページをめくると話題が変わっており、せっかちな私はこの写真で終わりかと思ってしまいました。「事故・災害」の記事が見開き写真の次ページにあってもよいのではないかと感じました。
(所属:大林組 氏名:佐々木一成)
■ 特 集 土木と信仰
今まで、「土木」と「信仰」はかなりかけ離れたイメージがあったが、よく考えると非常に結びつきが強いことが分かり、新たな発見であった。今月号で紹介頂いた代表的事例のうち、行基と空海については、仏教の教えを説きながら土木技師として技術を会得していたとは驚いた。確かに、小学生の頃に満濃池については空海が作ったと習ったが、技術がないと土木構造物は作れないわけで、日本という国をよりよくするためにはインフラの整備が必要だという先見の明があったのだと思う。 こういった内容は、マスコミ等を通じて世に知らしめていくべきである。「土木」と「信仰」にどうして関係が生じるのか、突き詰めていくともっと奥が深い理由があるのではないかと考える。世にアピールできる絶好の機会ではないかと思う。ところで、代表的事例は3例とも水が関与する構造物であった。今も昔も、水を通じて土木は発展してきたのだということを改めて考えさせられた。
(所属:中日本高速道路 氏名:舩橋修)
今回の「土木と信仰」というキーワードがぴったりで、安全祈願祭とか事務所内の神棚とか普段見慣れたものが驚くほど新鮮に感じられてきました。人間の力の及ばない自然を畏怖する気持ちが、土木工事現場の様々な伝統やしきたりの中に息づいているのですね。海外の起工式の例も面白く読ませていただきました。
(所属:鉄道・運輸機構 氏名:水野 裕之)
私のように,土木施工や土木技術に関して専門外の人間にとって,前号の観光との関係に続き,信仰との関係の特集は,土木技術に関するアプローチの多様性を感じさせられた。土木というと,私個人は大規模土木による自然破壊という負の側面から,ネガティブなイメージがぬぐえない面がある。一方,これらの特集を読んで,技術が価値を生み出す面も事実であることを感じ,環境を成す一員としての人間の行為と自然の営みのバランスが重要なのだと思った。どこでバランスを取るかというのも重要でしょう。土木技術(者)には,また土木学会誌の内容構成も,このことを忘れずにいてほしいと思います。
(所属:東大都市環境工学 氏名:尾崎宏和)
信仰やならわしといったことと土木との関連を、具体例多く説明した記事。こういうことは、自ら文献等を紐解かないとわからない一方、知らなければ知らないで済んでしまうことから、おおよそないがしろにされがちであろう(大変明るい博学の者に時々遭遇するが、少数派と思われる)。おもしろかった。執筆された方々に敬服する。こういった「教養」が、土木屋の素地として重要なのだろうと思う。最近の学会誌の編集内容に、それを強く感じる。
(所属:東日本高速道路(株) 氏名:三石 晃)
■ 1.土木と信仰の意外な関係 木場 正信
業務においてため池と触れあうことが多く,その歴史や昔の人々の思いを知るにつれ,満濃池をはじめとするため池と讃岐の人々には強い繋がりがあることを改めて感じることができる.そして,古くから干害に悩まされ,水との戦いが尽きなかった讃岐の国に潤いを与えた空海の功績には,非常に感動させられた.現代のように重機や技術も無い時代に,それまで何年もかかっていた工事を一ヶ月という短期間で完成させた技は,まさに神懸かりであるといえる.それだけ地域を思い,人を思い,心底工事の無事と成功を祈った結果であると考える.我々もこれまでの讃岐を支えてきたため池を今一度見つめ直し,真剣に保全や維持に努めていかなければならないと考えさせられた.
(所属:株式会社豊和開発 氏名:冨田直人)
■ 三 小樽築港と廣井勇 柄谷 友香
廣井先生の信念とされた「もし工学が唯に人生を煩雑にするのみのものならば、何の意味もないことである。これによって数日を要するところを数時間の距離に短縮し、一日の労役を一時間に止め、人をして静かに人生を思惟せしめ、反省せしめ、神に帰る余裕を与えないものであるならば、我等の工学にはまったく意味を見出すことができない」いう言葉から考えさせられる深い意味に現在の大量消費、大量生産主義的な工学が如何に愚かなことなのかと思い知らされる。われわれ土木業界においても、確固たる目的と必要性を十分に考えた構造物を計画・建設し、これによって人々が、心清らかな生活を送れるように努力しなければならないと感じた。そのためには廣井先生のように技術者としての良心をもち、現場感覚を失うことなく実践の上に学理を展開しなくてはならないのであろう。
(所属:大成建設(株) 氏名:野勢 辰也)
■ 2. 座談会 土木と信仰からみた社会の幸福とは[座談会メンバー]合田 良實、桑子 敏夫、藤井 聡
やはり土木システムというのは、人間が考え出したある仮定に基づくものであるので時には、予想を裏切る自体が発生するのが自然の脅威であろう。その意味から、古くから土木と信仰は深く結びついており、科学技術が発達した今日においても自然に対する畏怖の念を忘れてはならないということを改めて意識させられた。特に日本では古代より八百万の神として、自然を崇める信仰が根付いているので、この鼎談内容は納得できるものであった。また、土木の目的を人々を幸せにするものと定義づけることも、共感できるものであった。
(所属:(株)山下設計 氏名:廣瀬 由紀)
■ COLUMN 「言い伝え」が教える要注意地盤 竹本 将
特定の地形、あるいはそこに立地する建造物、また地名との関係で、具体的な例を挙げて説明され、興味深かった。
このような、古くからの知識の集積を、研究し活用する活動は、世界中で、当然行われているのだと思うが、まだまだ、表舞台で共有し活用していく余地があると感ずる。
(所属:国立環境研究所 氏名:櫻井 健郎)
お宮とお寺の立地の違い,地名と災害の関連性も興味深かった。こうした記事は今後も続けて欲しいと思います。
(所属:東大都市環境工学 氏名:尾崎宏和)
■ 3.現代の土木と信仰 井上 博士、日比野 直彦
最近の日本は無宗教の国という風潮がある中、この業界では工事の際に安全祈願を行い、工事中は神棚の榊を枯らしてはいけない、神棚の水は女性があげてはいけない・・・といったように、信仰(しきたり)は、工事に従事する方々が常日頃、安全に対する意識を維持できるような配慮もあるのではないでしょうか。決して忘れ去られることのない、身近なものだと思います。また、海外の起工式は地域の特色(各国の民族文化)が表れており、非常に興味深いものでした。今後、海外に赴く機会が増えると思いますので、他の国々についても紹介いただきたいと願います。
(所属:日本シビックコンサルタント株式会社 氏名:田島久美)
学生達も含めて現場見学に行くと事前に女性の参加者がいますかと聞かれます。特にトンネルが中心の現場見学の場合には、このような質問が多いように思われます。今回の特集の中でも日本の土木工事現場のしきたりで女性を坑内に入れないのは何故なのかをもう少し掘り下げて欲しかったと思います。炭坑や鉱山の場合には歴史的にどうであったのとか、諸外国の例なども紹介したらよいのではないでしょうか。
(所属:東京大学 生産技術研究所 氏名:星野 富夫)
科学技術が進歩している現在において、普段の生活の中で伝統やしきたりを意識する人は、昔と比べてかなり少なくなっていると思います。しかし土木工事現場では伝統やしきたりが今でもなお残り、受け継がれています。これは海外においても同様であると思われ、記事の中で紹介されている2例のように、日本と形式が異なるものの、神に安全を祈願する儀式が行われております。工事が無事終了することは、関係者全員にとって最も重要なことであり、これは海外においても同様な願いであることは当然であると思われます。また神に祈りを捧げることで、自身の安全に対する意識を高めることにも繋がるのではないでしょうか。
(所属:東亜建設工業 氏名:上田陽彦)
先日,閉山したある炭鉱の博物館を訪問した際,当時の炭鉱掘削は命がけで行われ,事故も多く,安全を願うしきたりや儀式が毎日行われていたことを知りました.土木技術が格段に進歩した現在,命がけで行う土木工事は減少し,事故が起こる確率も極めて低くなっていますが,安全祈願に対する先人達の知恵や想いが詰まった伝統やしきたりは,今後も受け継いでいってほしいと強く思いました.
(所属:京都大学 氏名:大庭哲治)
■ 渡り初めの起源
現在にしてみれば橋が落ちると言ったことは身近では(海外の例を除けば)余り聞かなくなり,橋があることが当たり前になっている.しかし,記事を読んで昔は橋を架けると言うのは,非常に大変なことであったことを改めて感じた.現在では,渡り初めのような行事もイベント化しているとのことであるが,どんな形にせよ先人達の想いを伝える場があることは良いと感じた.
(所属:港湾空港技術研究所 氏名:渡辺 一也)
■ 学生記事 土木ではたらく 第四回「維持管理」という仕事 田邊 晋
維持管理という仕事はこれからの土木業界にはますます重要になっていく分野の仕事である。筆者は主に道路の補修工事を担当されているが、補修工事で一番大変なのが、構造物を利用しながら、如何に効率よく補修を行っていくかということだと思う。そのため、工事には制約条件や危険因子がたくさんあり、こういったノウハウを如何に蓄積していくかが今後、土木業界として重要なのではないだろうか。また、筆者が学生宛に述べた一文「現場を見ないとわからないことが多い」、「無理をしてでも自分の仕事に関係している現場を見に行く。」は非常に重要であり、共感した。「土木は生き物」、図面や写真だけではわからない。制約条件、危険因子などは実際に現場を見て、体感し、これを積み重ねていくことが技術になるのではないだろうか。
(所属:大成建設(株) 氏名:野勢 辰也)
年に数回ではあるが、土木技術を専攻している学生に、「将来の仕事」について話をする機会をいただいている。そこで感じることが、学生の「土木離れ」である。残念なことではあるが、将来土木の世界に進むべきか否か悩んでいるケースも少なくない。昨今、業界は暗い話題が多く、国内に目をむければ大規模プロジェクトの数も減少しており、学生たちが、自分たちの目線で将来について考えた結果であろう。文中「構造物がある限り、維持管理という仕事は必要となってくる」とあった。現在、維持管理の仕事に携わる先輩として、「維持管理の必要性・面白さ」を伝えていければと改めて感じるとともに、本稿のように、将来の仕事について学生たちがイメージできる記事の更なる充実を期待する。
(所属:札幌市 氏名:須志田 健)
■ 事故・災害 うねり性の波浪による富山湾の高波被害調査 北野 利一
ここ数年とくに今年は,国内外で自然災害が相次いでいる。これらは人的被害の要素も大きいといわれ,土木技術との関連も推測できる。これらの災害は,自分自身と直接関係ないとすぐに忘れてしまう。事故・災害記事(寄り回り波)が,極めて近年の実例で,かつ私が認識していなかった災害を伝えるものだったので,衝撃的であった。
(所属:東大都市環境工学 氏名:尾崎宏和)
■ CE リポート 話題 千里ニュータウン、日本万国博覧会、そして世界都市吹田へ―市民の手による回顧展が大成功を収める― 村上 正
万国博覧会は私の生前の出来事ですが、身内のものが携わったこともあり身近に感じています。市民の発想、企画によるまちづくりは機能を求めるのみでなく、街への愛着を感じる上で興味深いイベントであると思います。吹田市の千里ニュータウンにおける成功は都市の単なる「成長」ではなく、満足を感じられるような「発展」へとシフトする社会の良いモデルではないでしょうか。
(所属:東京大学 氏名:入谷和範)
■ 見どころ土木遺産 西天竜幹線水路円筒分水工群 ―公平な水配分の知恵― 馬場 慎一
昔から水争いで,血を見るような争いがあったということはよく聞いた.それを防ぐためには平等な水の分配と言うものが必要になるが,そのために様々な装置が開発され実用されていたことには驚かされた.実際に写真で見て,尤もな方法(装置)であり素晴らしいと思ったが,その考えに至るまでは相当の苦労が合った事と思う.昔でも,現在においても土木技術の応用できるところは多いと感じた.
(所属:港湾空港技術研究所 氏名:渡辺 一也)
円筒分水工なる公平に水を配分する構造・知恵もさることながら、その機能美の美しさに感心しました。結局土木の優れた構造物と言うものは美しいものなんですね。それも上手く円を機能の中に取り入れているものが特に美しいと思うのは私だけでしょうか。
(所属:前田建設工業(株) 氏名:林 克彦)
■ 土木屋の海外生活 技術者編 英国式「贅沢のカタチ」に魅かれて 樋口 徹
話には聞いていたが、本当に残業時間ゼロの社会の実態というものを知って、いろいろと考えさせられた。是非とも英国式「生活のゆとり」を輸入して貰いたいものだ。これが、もし土木業界から実現できれば、優秀な人材が押し寄せること間違いないのだが。
(所属:(株)山下設計 氏名:廣瀬 由紀)
英国のみならず欧州で少しでも生活を送ったことのある人であれば、彼らの「生活のゆとり」に愕然としたことがあることでしょう。そして「生活のゆとり」を日本に持ち帰りたいと願っても、日本では超多忙な毎日を送らざるを得ない現実に直面することでしょう。土木技術をはじめ日本の技術力は世界のトップレベルであることは疑いないし、日本人の勤勉性も世界的に知られています。それなのになぜ我々には「生活のゆとり」がないのか。彼らとは何が違うのか。「真の意味で世界一贅沢な国」になるためにはどうすればよいのか。筆者の幸せそうな写真を見て深く考えさせられました。できることら、土木分野で産官学の連携を担う土木学会で、土木業界と「生活のゆとり」について特集してもらいたいと思います。
(所属:清水建設 氏名:小林 伸司)
英国の企業では、さばききれない仕事を海外からの労働力でまかなうという記事を読み、日本との差を感じました。我が国もヨーロッパ諸国と同様に少子高齢化問題を抱えており、技術力を支える労働者の確保が課題となっています。コスト削減などを目的とした日本企業の海外進出は目立ちますが、国内での海外労働者の受け入れの話はあまり耳にしません。こうした問題に真摯に取り組むことが、日本の技術力の高さと信頼性の高さの双方を維持向上していくことにつながるのではないでしょうか。
(所属:東京大学 氏名:入谷和範)
■ モリナガ・ヨウのぶらっとぉ土木現場 ダイワスチール(株)水島事業所 (岡山県倉敷市)
今回は、製鉄所に関する取材でしたが、私も入社まもなくのころ製鉄所を見学させてもらいその規模の大きさとオートメーション化された作業工程のスピードと品質の高さ、溶鉱炉から真赤な鉄が鋳型に流され、形を変えていく面白さにすっかり魅了させられてしまいました。まさに「鉄は国家なり」とはこういうことなのだと思いました。普段、建設現場で使っている鉄筋や、形鋼、鋼管杭、鋼管矢板などがどのような過程で製作されているのか見ておくことは、「土木の構造物(もの)を造る」エンジニアにとっては大切なことだと思います。
(所属:大成建設(株) 氏名:野勢 辰也)
鉄筋がどうやって製造されているのか? 全く知らなかった私にとっては、謎でした。わかりやすく、かつ、工場がまるでSFのように迫力ある描写だったこともあり、非常に興味深く拝見できました。圧延機、これは圧倒されるでしょう。一度見学に行ってみたいものです。こういった工場が意外にも、地球に優しいのだと思いました。
(所属:日本シビックコンサルタント株式会社 氏名:田島久美)
■ どぼく自由自題 すべての学は土木に通ず 藤井 聡
私はあまり人に土木について聞かれることは無いのですが、返答に困ったときには早速藤井先生の利用されているマジカルフレーズ「土木って結局は…」を試してみることにします。共通の話題が無い相手に対し非常に有効な会話の手段の様に思います。
(所属:前田建設工業(株) 氏名:林 克彦)
学生時代の先生たちも日ごろから同じようなことを口にしていた。確かに、大学で勉強した専門科目、行われていた研究などをを考えると、実に多くの分野に渡り、また、どんな分野でさえも、取組んでいくのが土木であると感じた。現在、土木に対する世間の目は厳しいものがあるが、高度経済成長時には非常の期待の目を注がれていた。こういった、賞賛、批判を受ける学問は後にも先にも無い。それは人々の生活は土木に通ずるところがあるからだと思う。
(所属:清水建設株式会社 氏名:渡辺晋平)
■ 学会誌全般へのご意見,編集委員会へのご要望
縦書きになった1月号より土木学会誌のモニターを務めてまいりましたが,特集については,テーマに意外性があり,各号興味をもって読ませて頂きました.土木とは関係のないように思える分野と土木との意外な関係が,座談会や論説によって紹介されており,読みやすかったように思います.
(所属:京都大学 氏名:大庭哲治)
6ヶ月間モニターを通して普段以上にじっくりと学会誌を読ませて頂いた.過去に読んだどの学会誌よりも現場,実社会に密接した目線で書かれている記事が多く,写真が豊富で,専門外の記事に関しても非常に読みやすく感じた.また,随所に環境問題など時事に基づく事例が取り上げられ,古き良き土木技術を大切にしつつも現代の問題点を解決すべく進化している様子,より良き技術にしていこうという姿勢が見受けられ,非常に素晴らしい学会誌だと感じた.これからも愛読させて頂きます.
(所属:株式会社豊和開発 氏名:冨田直人)
© Japan Society of Civil Engineers 土木学会誌編集委員会