■土木学会誌2012年8月号モニター回答
■ 表紙・裏表紙
フォース鉄道橋は,「鋼(はがね)の恐竜」とも言われているそうです。日本の恐竜橋と比べ,少々ゴツゴツ感もあり,日本人好みでないかもしれませんがダイナミックな構造です。やはり,何か魅了するものがあります。これも土木の(無言の)“アウトリーチ”のような気がしました。
(所属:東電設計(株) 氏名:恒國光義)
■ 企画趣旨 磯打 千雅子、田畑 宏司、三浦 良平
企画趣旨がなぜかしっくりしません。なぜ、”アウトリーチ“という表題が出てきたか解りませんし、”アウトリーチ“の言葉の定義も示されていません。土木技術者が専門分野の域内でしか通用しないような難解な用語を使用した例であると思います。羅針盤を目指すなら、今後の方針を示すのに必要な、今までの問題点を挙げ、その解決策を検討・実行するという基本的な順序があります。まず、企画趣旨で、その辺の全体概要をスッキリ説明していただきたいと思います。“アウトリーチ”とは、“記事3−1のわかりやすい伝え方”に示してある、単なる一方通行の“知ってもらう活動”ではなく、“相互理解”という解釈が最も適切と思います。
(所属:小柳建設 氏名:金原義夫)
土木技術者の「アウトリーチ」という聞きなれない言葉に,今後の方向性のヒントを期待して記事を読みました。特定のユーザよりも,“くに”が目指す社会の方向性の影響が大きい土木にとっては,難しい取組みであるように思いました。今の時点では,藤井聡先生の「アウトリーチの長さに気を取られる前に,築土構木の精神を研ぎ澄ましつつ云々」という主張が印象的であったのが正直なところです。しかし,震災復興や今後のまちづくりには,例えば福祉やコミュニティなどの異分野の視点も不可欠だと感じているところもあり,学会誌ならではの深い議論を続けていただきたいです。
(所属:東電設計(株) 氏名:恒國光義)
「アウトリーチ」という語のイメージは、各記事によれば、「専門分野(本特集では土木とか土木技術とか)に関する、市民の側に歩み寄っての対話、またそれを踏まえての適切な情報発信」といったことだろうか。要するに「広報やPRを丁寧に行う」ということだと理解するが、だとすれば、「アウトリーチがどうあるべきか・どうすれば上手くなるか」といったことより先に、そもそも「(アウトリーチによって)専門家と市民の関係性をどういう状態にしたいのか」論じる必要がある。特集冒頭にいくつか問題意識が書かれているが、土木技術者という職業の魅力をアピールしたいなら、いかに社会貢献と興奮に満ちた仕事であるかを臨場感をもって示す必要があると思うし、業界に対する悪いイメージを払拭したいならその悪いイメージの根源を対話を通し探ることから始める必要がある。ビジョンがやや曖昧なままただ「アウトリーチ」というわかりにくい新語に特集のきっかけを押し付けており、とっつきにくく、また(記事一つ一つは読み応えがあるものの)まとまり感の弱い特集だと感じた。
(所属:国交省 氏名:鈴木 高)
特集の見出しで大きく「アウトリーチ」と記載されているが、用語の解説がないまま座談会(1)の記事に入り、座談会(2)の冒頭でようやくアウトリーチの一般的な意味が触れられており、「アウトリーチ」という用語を理解するのに時間がかかった。「アウトリーチ」という用語の解釈自体が曖昧であり、「土木技術者のアウトリーチ」とは何か、どうあるべきかを今後議論していこうという主旨なのだと思うが、難解な用語を用いる際は、記事の前段に解説があったほうが読者は読みやすいと思う。
(所属:JR東日本 斉藤功次)
各種メディアを通じての個人的な印象ですが、研究職や技術職と呼ばれる職種には、異業種・他分野の人々に分かりやすく情報を伝えることが得意ではない方が多いと感じます。土木技術者も例外ではなく、私自身も特に最近意識しているテーマでした。本号で挙げられているアウトリーチの留意点は、モノを伝える専門家には初歩レベルの事柄かも知れませんが、港湾局のコピーのように、良い事例を紹介することも重要だと思います。私も他分野や異業界などに嗅覚を向け、土木業界の常識が世間の非常識とならぬよう、
バランスの良い技術者を意識していきたいと感じました。
(所属:東京急行電鉄 氏名:藤田 貴文)
■ 記事1 座談会 土木分野はこうみられている ─土木の何が問題か?─
[座談会メンバー]谷原 和憲、杉山 貴弘、関谷 直也 [聞き手]磯打 千雅子、田代 聡一
東日本大震災をきっかけに、災害に対する備えは大切であると多くの国民が再認識したはずだが、公共事業増はまかり成らんという風潮は変わっていないように感じている。地震時に活躍した警察、消防、自衛隊の方々を賞賛する報道はよく目にする機会があったが、土木の活躍を取り上げる報道は圧倒的に少なかった。こうした土木に対する一般向けの情報の少なさが、公共事業不要論に繋がっているように思う。今回の座談会はいわゆる「報道のプロ」の方が土木に対して感じているイメージであり、土木を正しく情報発信する上で参考となるものだったと思う。
(所属:福島県 氏名:小林元彦)
土木のほうから近づいて行かないといけない、土木に携わる方々が、普通の人々の感覚を理解するということが重要、伝えていく義務が必要、役に立った部分と役に立たなかった部分をきちんと公開することが土木技術者には必要このような言葉だけでも、土木という分野に対して、土木という分野がきわめて専門的でありハードルが高いのだと改めて感じた。住民向けの説明についても、いかにして分かり易い言葉を用いて説明するようにと、上司や、先輩から指導を受けてきたが、その理由がこういった土木技術についてのハードルの高さからくる不信感、不透明感を取り払うのであると思う。社会基盤を整備できる面白さ、重要さについて、より分かり易く提供できるよう、住民目線をもった説明をできるよう、
より努力していきたいと強く思った。
(所属:中野区 氏名:諸井 敬嘉)
本記事でも記載されているが、一般の方々の土木へのイメージが相変わらず工事現場とか、何をやっているかよくわからないというイメージとのことで、悲しく思った。無駄な公共投資だとか環境破壊だとかネガティブな要素ばかりが土木のイメージにつきまとっているように思う。一般の方々のイメージを帰るべく、子どもや女性にもわかりやすく、そして憧れをもつような広告展開なり、情報公開を進めていくべきだと思う。
(所属:東京急行電鉄 氏名:鶴長輝久)
■ 記事2 土木技術者に必要なアウトリーチ ─科学技術コミュニケーションの観点から─ 石村 源生
科学技術の市民理解を促進するには、専門家と市民の双方向コミュニケーションが重要であるというのは、全く同感です。市民の理解が進まないのは、多くは専門家サイドに責任があると考えています。従前、専門家は講演や講義を数多く行うことで理解を促進しようと試みましたが、効果が小さかったことを教訓とすべきだと思います。サイエンス・カフェやワークショップに出かけ、市民と「知識の押し売り」でない対話をすることが重要です。さらに、「市民の科学技術の理解を促進することは、専門家の職業的責務の一部である」という認識を持ってアウトリーチに臨むべきであると考えます。
(所属:メタウォーター(株) 氏名:楠本光秀)
■ 記事3-1 わかりやすい伝え方─「土木のアウトリーチ」を考える─ 二宮 徹
土木技術者はどのような立場であっても、本質的にはその技術者の仕事について、国民に対する説明が求められる。しかし、その内容をうまく説明する技術は各個人任せであるのが現状だと思う。私は今回の記事を踏まえ、技術継承の観点からも伝えることで上手くいった事例、こじれた事例、わかりやすく伝える技術などについて大学等により教育を行っていくことが必要だと感じた。そうすることで、人にわかりやすく伝えることができる土木技術者が増え、国民に対する土木の信頼性にも好影響を与えると思う。
(所属:高山運輸建設(株) 氏名:高澤 謙二)
さすが報道のプロ、NHK研修センターの方のご指摘だな、と思いました。「伝える」先の「動かす」ということが本来の目的であるはずなのに、伝えている行為までで満足している自分がいることに気づきました。
(所属:日特建設 氏名:田中 尚)
■ 記事5 アウトリーチに臨む土木技術者 栢原 英郎
特集のタイトルに目が奪われた。「アウトリーチ」という言葉の意味が気になり、記事を読み進めた。簡単に言えば「ある分野について双方向のコミュニケーションを通して一般の人に知ってもらう」ことのようである。どの記事も共通して、一般の人(伝える相手)のことを理解することの重要性が述べられていた。独りよがりの説明では何も伝わらず、相手を変えるためには自分がまず変わらないといけないということであろうか。本記事に挙げられた“双方向の会話が成り立つための5つのポイント”は、土木のことのみならず、一個人としても勉強になるものである。アウトリーチの第一歩として、私は人の話を聞くことから始めようと思った。
(所属:電源開発(株) 氏名:小林憂三)
私は、建設コンサルタント業に従事している関係で、顧客の他にもエンドユーザー等への説明をしばしば行う機会があります。今までに「アウトリーチ」という言葉自体を直接的に意識することはありませんでしたが、今回の記事を読ませて頂き、適切なアウトリーチがなされるためには「双方向の会話の成立」が重要であることを学ばせていただきました。日常的に、「説明責任」という責務を負いながら業務に励む中、相手の価値観を意識した「双方向の会話の成立」を自身の明確な目標とし、今後も努力して参りたいと思います。
(所属:(一財)日本水土総合研究所 氏名:橋 直樹)
■ 震災復興に貢献するサンブリッジの紹介 松下 健二、伊奈 義直
東日本大震災による被災地の復旧・復興が進んでいますが、特に道路、鉄道等の交通網の復興は物資の輸送や人の移動にとっては非常に重要であり、今回の記事を見て着実に復旧・復興が進んでいると感じました。ただ、津波によって被害を受けた住宅地等については、まだ着手できていない場所もあると思いますので、
たくさんの被災者のためにも1日でも早い復興に期待したいと思いました。
(所属:東洋建設株式会社 氏名:山野)
■ 第97回 木曽川河跡湖(トンボ池)の聖牛 ─トンボ舞う池に映る治水史の痕跡─ 土井 祥子
シンプルな三角錐状の木組み。聖牛は、その構造で減勢効果等が期待でき、堤防を守る「水制工」として近年でも施工例があるようです。その姿は、機能美ではないが、素朴なやさしさを感じさせてくれます。技術に「剛」と「柔」があるとすれば、聖牛は「柔」の技術だと思います。水の流れの向きや勢いを「剛」の力で変えるのではなく、吸収するように受入れて変えるという感じでしょうか。近年、建物等の地震対策に伝統的な日本の建築技術が取り入れられていると認識しています。それは、「柔」の技術だと思います。土木工学においても、「柔」らかい技術の再発見が広がることを望みます。
(所属:メタウォーター(株) 氏名:楠本光秀)
■ 有識者会議インタビュー 社会安全哲学の構築に向けて
落合 英俊 九州大学理事・副学長
筆者は、土木のやっていることを社会に認めてもらうにはわかりやすい日本語を用いて、 社会との意思疎通を深める必要があると述べている。今号の特集においても、土木分野がどのようにみられ、どのような問題点があるかについて、報道関係者の貴重な意見もあった。これらを踏まえて、土木学会が難解な土木用語を簡単に説明できる仕組みをつくることも社会的な役割のひとつだと感じた。
(所属:高山運輸建設(株) 氏名:高澤 謙二)
技術の縦割り、細分化の弊害について、現在土木業界は、発注者と受注者また、受注者においても、設計、建設、材料と細分化され研究分野も、専門化され、専門同士の交流が少ないように感じられます。我々は、「利他行の土木」といわれているように決して個別の利益を追求している業界ではありません。土木の復権のため、専門分化の深度化を目指すだけでなく社会の課題をいち早く受信し、解決するために他分野との交流、交信が出来る技術屋の育成が必要ではないでしょうか?
(所属:阪神高速道路(株)氏名:山田清敬)
特集「土木技術者のアウトリーチ」に続いての社会安全研究会インタビューでしたが、こちらもアウトリーチに関連する内容が多く見受けられました。やはり、土木技術と社会との関り方が現状のままではいけないということは、東日本大震災、またはおそらくそれ以前からの土木技術者の共通の認識であると思います。
われわれ土木技術者側が変わらなければならないのはもちろんです。しかし、今号の記事のいくつかでも述べられていましたが、土木技術と社会の健全な関係のためには、究極的には土木構造物のエンドユーザーである市民の一人一人が土木技術に限らない科学技術一般の限界についての認識や、専門家・機関に任せきりにしないという姿勢を持つことも必要となります。これを実現するためには、落合先生がおっしゃるように初等教育の段階からの働きかけが非常に重要です。それも、パンフレットの配布や現場見学会などのような一過性のものではなく、科学哲学といったような思考の枠組みを与えるようなカリキュラムが必要かと考えます。
(所属:株式会社大林組 氏名:海老塚裕明)
■ 震災復旧のための超短期建設橋梁 ─サンブリッジ─ 松下 健二、伊奈 義直
震災後の復旧工事の中で、早期復旧に向けた様々な工夫を拝読させていただき、とても参考になった。早期復旧に対しては、通常時よりも費用・工期がかかるものだと認識していたため、本工事への取り組む姿勢は、異常時対応の際、見本とさせていただきたいと思った。震災復旧工事については、各場所で条件は異なると思うが、他の場所においても、工期、経済性、耐震性、地域に根ざした使用性等を考慮し、早期に復旧が進むよう期待しております。
(所属:東京急行電鉄(株) 氏名:勇 龍一)
早期復旧の為に、仮桟橋を設置せずにクレーン台船を使用したり、プレキャストの部材を使用するなど、着々と進んでいることが記事を読んで読みとれました。記事では書ききれないほどの沢山の工夫がなされていることが想像出来ました。我々、土木技術者は一般のニュースでは知ることの出来ない土木構造物の復興の進捗状況について関心があります。早期に復興するために、学会誌で課題をあげて頂くと会員からいい知恵の提案があるかもしれませんのでぜひ、このような復興記事を沢山乗せられることを希望します。
(所属:阪神高速道路(株) 氏名:山田清敬)
■ いつでも、どこでも利用できる電気自動車レンタルシステム─パリ街中での自動車削減作戦─ 塚田 幸広
この取り組みの目的はパリ市内の自家用車の削減であるとのことだが、首都圏の高速道路渋滞や違法な路上駐車の状況を見れば、首都圏でも必要な期待される取り組みではないかと思う。しかしながら、首都圏の交通渋滞は郊外からの流入層が多いことや、地下鉄やバスなどの交通網が発達している状況もあるので、アレンジは必要になると思う。いずれにせよ、このような先進事例を多く試すことで、馴染むものを選別し、定着させていくことができるのではないかと感じた。
(所属:東京急行電鉄 氏名:鶴長輝久)
■ 『ブラタモリ』プロデューサーと土木学会会長のドボク談義 まち歩きから見えてくる土木の楽しみ方
社会コミュニケーション委員会
以前に「ブラタモリ」という番組を見た印象は、首都圏を中心に、その当時の歴史と連動した土木構造物、建築構造物の役割を一般市民の感覚で分かりやすく説明したものだった。 そして今回、土木学会がブラタモリを取り上げたのは新鮮に感じた。なぜなら、土木学会は非常に硬い印象があり、社会とのコミュニケーションも不足して、このような番組を気にしているとは思わなかったからだ。現在の土木技術者が置かれた立場を考えれば、土木学会が中心となってマスメディアを上手に活用し、様々な土木の役割を伝えることを期待する。
(所属:高山運輸建設(株) 氏名:高澤 謙二)
私たちが思いを込めて構築した構造物は、街の中の一つの風景として街に同化し、多くの方にご利用されることとなる。しかし、その構造物はどのような考え方で設計・施工されたか等の「思い」については、発信されることが少ない。今月号の特集で「土木技術者のアウトリーチ」のいくつかの投稿の中でも記載されていたが、街の基盤として必要となる土木構造物については、技術者からの一方的な発信でなく、実際にご
利用となる利用者の方や地域の住民の方との双方向でのコミュニケーションにより、対応するべきだと改めて認識させられた。
(所属:東京急行電鉄(株) 氏名:勇 龍一)
マイナスイメージの強い土木分野ですが、ブラタモリのような媒体を通して、土木は面白いという見方が増えていけば、社会基盤整備においても住民の方や利用者の方と建設的な議論ができるのではないかと思います。冒頭の特集「土木技術者のアウトリーチ」にも「ぜひとも知ってもらうことが必要とわれわれが考え、
国民もそれを知ることが自らのためにもなるという事柄は何なのか、それを固めることがアウトリーチの第一歩では」という意見がありましたが、その1つは「土木の面白さ」ではないかと思いました。
(所属:阪神高速道路 氏名:佐藤彰紀)
■ 情報利用技術から土木情報学へ
近年のIT技術の目覚ましい進展により、設計・施工・維持管理のいずれの場面においても情報技術の活用は必須となってきている。情報量が多くなることは良いことであるが、その取り扱いについては意外と難しい。データの評価に際しては、正しい方法で分析する必要があることは勿論、どのような手法・環境下で得られたものか理解することが、分析結果のミスリードを防ぐ手段となる。土木情報学というこれまで無かった学問分野が確立されたことは我々土木技術者にとって歓迎すべきことであり、是非私も体系的に学んでみたいと思いました。
(所属:開発設計コンサルタント 氏名:野嶋 潤一郎)
■ その他・意見等
土木学会は、学会誌において発信するだけでなく、会員からの意見を受信する場にもならなければいけません。その為には、名士だけでなく、もっと今現場で活躍されている人に忙しいかもしれませんが記事を書いてもらう方が、読んでいて関心があります。現場から離れた名士の記事がたくさんあるよりも、今の技術者の生の声、課題を挙げていただくとこの学会誌も発展していくのではないでしょうか?
(所属:阪神高速道路(株) 氏名:山田清敬)
会告情報欄-催事について
いわゆる学会(研究発表会等)以外にも、愉しそうな様々なイベント(例えばトークイベント、まち歩きイベント)がいろいろと開催されているものだと知る。が、残念ながら平日の日中や夕刻に開催されるものが少なくなく、社会人にとって参加は難しいのではないだろうか? いわゆる学会(研究発表会等)であれば業務としての参加が多いので平日のほうが好都合なのだろうが、このような愉しそうなイベントに関してはプライベートでの参加こそ想定され(※いわゆる学会が愉しくないと言っているのではない。)、少なくとも若手(のつもり)で独身の社会人である私にとっては、土曜日曜のイベントも増やしていただいたほうが随分と参加しやすい。記事そのものへの本質的な意見ではないが、ご検討いただけるとありがたいものである。
(所属:国交省 氏名:鈴木 高)