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全体討論会
9月11日(木) 16:10〜18:15 仙台国際センター
13:10〜14:40 岩手・宮城内陸地震調査報告会
15:05〜15:20 合唱団公演
15:20〜16:05 特別講演会
16:10〜18:15 全体討論会
18:30〜20:00 交流会
テーマ
「地域のみらいのための国土形成
〜東北広域地方計画と九州広域地方計画の比較〜」
これまでの国土のあり方の方向性を示してきた全国総合計画
に代わる新しい国土形成計画が進行中です.それは,全国計
画と広域地方計画からなる二層の計画体系となっていること
と多様な民間組織を含む新たな公を基軸とした地域づくりが特
色です.東北では,新潟県を含めた東北7県で東北圏広域地
方計画を策定中です.
全体討論会は,この東北圏広域地方計画
を討論の材料として,計画の意義,疑問点,計画のあり方,
実現への方策などの各方面からの指摘をいただくともに,提言
へのまとめを行うものです.
このため,討論会前半では,広
域地方計画についての制度と地域区分についての報告,東北圏
広域地方計画内容の報告を行うとともに,東北圏計画の特徴
を明示化するために九州圏計画の説明と東北圏計画との対比を
行います.その内容は,仙台市と新潟市を核とした環日本海
・太平洋都市環,青森市に代表される東北発コンパクトシティ (都
市と農村の連携を含むという意味で東北発),自動車産業群形
成,限界地集落対応などですが,加えて計画実現の担い手の中
心となる新たな公の役割と社会運動ととらえたときの計画実
現過程について焦点を当てる予定です.
後半は,すでに実践中
である具体的な政策についての紹介とその展開のあり方への討
議を行います.まず,青森市で実践中であるコンパクトシテ
ィ事業の報告とともに,各地域でのコンパクトシティ形成法の
可能性,懸念,問題点についての討論を行います.次に,中
小都市や農漁村集落において,地域おこし,福祉,交通サービ
スの斡旋,災害時の避難援助マッチング,などを行っている
NPOの活動と組織についての紹介とその展開のあり方への討論
を行います.特に,国土形成計画が期待している新たな公と
しての役割へ期待についての意見をいただきます.
パネルディスカッション講師の紹介
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コーディネータ 森杉 壽芳
MORISUGI Hisayoshi
東北大学大学院経済学研究科特任教授
1966年 京都大学工学部助手
1975年 株式会社三菱総合研究所
1979年 岐阜大学工学部助教授
1984年 岐阜大学工学部教授
1997年 東北大学大学院情報科学研究科教授
2007年 東北大学大学院経済学研究科特任教授
[著書・社会活動等]
専門は,公共プロジェクトの評価・環境経済評価.1989年に土木学会論文賞.土木学会理事,応用地域学会長を歴任.「社会資本整備の便益評価」をはじめ著書多数.他に,IPCC Reviewer,国土交通省総合技術研究所外部評価委員長,東北地方広域計画懇談会座長などを歴任する.
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パネリスト 矢田 俊文
YADA Toshifumi
北九州大学学長
1971年 法政大学経済学部講師,72年 助教授,79年 教授
1982年 九州大学経済学部教授
1997年 九州大学副学長
2005年 北九州市立大学学長
[著書・社会活動等]
経済地理学会会長(1999〜2005),産業学会会長(1999〜2000),公立大学協会副会長,大学基準協会理事,国土審議会委員,九州圏広域地方計画協議会学識者懇談会委員長,九州地域戦略会議道州制検討委員会委員長,北九州基本構想審議会会長などを歴任する.著作に『21世紀の国土構造と国土政策』『地域構造論の軌跡と展望』がある.
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パネリスト 佐々木 誠造
SASAKI Seizo
青森市長
1969年 青森三菱自動車販売 (株) 取締役社長
1984年 青森商工会議所副会頭
1989年 青森市長当選 (現在に至る)
[著書・社会活動等]
青森県公安委員会委員(〜1989年),青森県市長会会長,青森県国民健康保険団体連合会理事長,(社)日本下水道協会会長(〜2004年),男女共同参画会議議員(〜2003年),国土交通省社会資本整備審議会臨時委員など.
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パネリスト 丸山 結香
MARUYAMA Yuka
MAX-ZEN performance consultants 代表取締役
1964年 長岡市生まれ
1983年 新潟県立小千谷高等学校卒業
1987年 Gemological Institute of America 卒業
[著書・社会活動等]
アメリカにおいて経営コンサルタントとして独立し,日本帰国後は中小企業を専門に企業経営のコンサルティングを行っている.2005年には,中越地震の被災地旧山古志村での復興,生業再生を支援する(有)やまこし道楽村を設立.震災語り部の養成や被災地でのおもてなし「山古志あねさの会」,災害視察ツアーの企画など,被災地で「被災者が食える仕組み」づくりに取り組む.この活動が評価され,2007年6月内閣府「平成19年度女性のチャレンジ賞特別部門」を受賞する.また,同年11月には長岡市より「平成19年度長岡市表彰」を受ける.
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パネリスト 藤井 聡
FUJII Satoshi
東京工業大学大学院理工学研究科教授
1993年 京都大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻修了
1993年 京都大学工学部交通土木工学教室助手
2000年 京都大学大学院工学研究科土木システム工学専攻助教授
2002年 東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻助教授
2006年 東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻教授
[著書・社会活動等]
社会的ジレンマ研究・認知的意思決定研究で,03年土木学会論文賞,05年行動計量学会林知己夫賞,07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞.また06年に『村上春樹に見る近代日本のクロニクル』にて表現者奨励賞を受賞.著書は「社会的ジレンマの処方箋 (単著)」「モビリティ・マネジメント入門 (共著)」「合意形成論 (編著)」等.
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パネリスト 久保田 勝
KUBOTA Masaru
国土交通省東北地方整備局長
1978年 京都大学大学院工学研究科修了
1978年 建設省 (現国土交通省) 入省
2003年 国土交通省九州地方整備局建政部長
2005年 国土交通省河川局河川環境課長
2007年 国土交通省東北地方整備局長
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2008年06月12日公開
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