旧藻岩浄水場は、1937(昭和12)年、当時の最新技術を駆使して完成し、完成時の配水能力は1日あたり3万5千800立方メートルで、1万8千戸、9万2千人(当時札幌の総人口の約45%)を対象としていました。しかしながら1971(昭和46)年に設備の老朽化や、現藻岩浄水場の拡張・白川浄水場の完成によりその役目を終え、1977(昭和52)年からは旧藻岩浄水場の本館部分を利用し「水道記念館」として新たな役割を果しています。
2007(平成19)年にリニューアルされ、展示室全体で大自然から大都会そして海へと向かう水の旅を表現し、参加・体験をしながら、自然環境と人間の関り、水や自然の大切さを感じ取ることができます。また、隣接する藻岩浄水場の見学も可能で、水道記念館とともに、本物の水道を実感することができます。