Civil Engineering Design Prize 2007, JSCE



土木学会デザイン賞総合案内
 選考結果 授賞作品/関係者リスト  選考経過 総評
 作品選集販売のご案内 受賞記念品販売のご案内
序文
「美しさの内部目的化」
─その認識は身についたか─

田村幸久 土木学会景観・デザイン委員会委員長
     大日本コンサルタント株式会社専務取締役

近頃、私の所にも色々な所から「これで土木デザイン賞を獲れませんか」「デザイン賞を獲れるようガンバロウ」などという声が聞こえてくる事が増えたように思う。動機はともあれ、うれしい事です。約10年前、この賞を創設するための準備会の小委員長として係わって以来、その成長をずっと見守って来た者の一人として、一つの手応えのようなものを感じている。
 土木デザイン賞は今回で7回目を迎えた。まだ7回、もう7回のどちらもが実感の中で、まだ過去をふり返るには早すぎるが、継続は力なりの言葉どおり着々と認知され、評価も高まってきている事の一つの証とも思え、少々楽観的過ぎるが素直に喜びたいと思う。
 今回の受賞では、最優秀賞に「苫田ダム空間のトータルデザイン」「モエレ沼公園」「山形県金山町まちなみ整備」が選ばれた。いずれも広い分野の多くの人々のコラボレーションにより永年にわたり粘り強い努力で一つ一つ課題を解決し、美しいデザインにまとめ上げた力作である。当初は、土木デザインを介して個人の業績を顕彰する事で土木の魅力を高めるという賞の目的に即して、できるだけ広い分野の土木作品が登場するよう模索する中での選考作業であったが、回を重ねるにつれ、選考委員会の評価の視点も次第に進化し、最近は、デザインの結果だけでなく、上記のような、そのプロセスも重要な評価対象になって来ていることがうかがえる。特に市民も巻き込んだ幅広い人々の参加を含むプロセスは、市民工学を標榜する土木デザインとして、他の建築、プロダクト等と異なる価値観を打ちたて、土木デザインの特色の一つとなる可能性も感じさせる。
 これまで選定された作品群は、いずれも関係者の努力と情熱によって実現し世に出たものであるが、それに力を添えたのは、「美しい国づくり政策大綱」(平成15年)と「景観法」(平成16年)である。中でも前者が「美しさの内部目的化」を宣言した事は画期的であった。何しろ美しい公共施設を作ることは、その本来の目的の一つであり、理屈なしに自明の理であるということを行政の側が宣言したのであるから、周囲の無理解と戦いながら苦労してきた我々は、大いに勇気づけられたものであった。しからば、現在その意識は順調に世の中(土木界、国民)の間に浸透し定着したと言えるのだろうか。残念ながら国民共通の価値観となるには、まだ時間が大分必要なようである。国民への説明責任と称して美しさや景観を経済価値に換算できないかという要望や試みは、相変わらず後を絶たないし、最近の道路特定財源をめぐる一連の騒動に係るテレビの映像の中にはマスコミの偏見に基づく連想から、美しいもの=立派なもの=ゼイタク、税金のムダ遣いといったニュアンスが感じられるものもあり、意識の揺れ戻しが心配である。
 これに対抗するには、これからもできるだけ多くの美しい公共施設の実例を世に送り出し国民の目に触れさせることである。そのためには、デザインの水準を上げる努力は当然であるが、それを支える幅広い土木デザインの裾野を形成することが必要である。個人を顕彰するという賞の当初目的に戻って考えると個人がデザイン上の工夫や努力の成果を気軽に応募して評価を問うことができる様な賞であることもまた重要である。少し欲張りであるがこの賞に期待する役割は実に大きいものがある。

総評
杉山和雄 「風景を創る」土木デザインへ

天野光一(日本大学理工学部社会交通工学科教授)
景観・デザイン委員会 デザイン賞選考小委員会委員長

 本年の募集にあたって、「デザイン賞は土木デザインの方向性を示唆できるか」といういわば大風呂敷に近い意気込みを書かして頂いた。本年の受賞作品および選考委員の講評から我々選考委員会が感じていることを理解していただけるであろうか。選考委員会としては、この作品選集はデザインに関わる技術者などに対するメッセージと考えている。
 さて、本年は34作品の応募があった。内、重複が1件、評価をもう少し後で受けたほうが良いという理由などによる辞退が2件であり、結果的に選考対象になった作品は31であった。31作品の内訳をみると、複合的な対象もあるので必ずしも十分ではないが割り切って分類すると、橋梁(高架橋を含む)12件、河川(調整池、水門を含む)5件、公園3件、まちなみ3件、駅および駅前広場2件、面的整備2件、防波堤2件、歩行者道2件であった。やはり、土木系でデザインというと考え付きやすい橋梁の応募が多かったわけではある。しかし、全31作品のうち、面的もしくは線的な広がりを持つ、単一の構造物のデザインではないものが半数を超えていた。もちろん、橋梁を含めた構造物の作品も周辺の風景への配慮がなされたものが多かったことはいうまでもない。
 昨年の総評でも「デザイン」から「土木デザイン」、「景観・デザイン」への変容しつつあるように思えると書いたが本年は更にその傾向が強まったと思える。その傾向を受賞作品と講評から読み取っていただけるであろうか。最優秀賞の「山形県金山町まちなみ整備」はまさに町全体でかつ長年にわたる努力の結晶として居心地のよいまちを実現している。決して単体の建築が受賞したわけではない。「苫田ダム空間のトータルデザイン」は作品名にあるようにダムだけでなく、構造物をはじめとした様々な要素の総合体として評価され受賞に至った。このような作品を仕上げるにはいわゆる形を考える狭義の「デザイナー」だけでは不足である。デザイナーとしての技量もさることながら、全体を見渡す技量が要求される。その作品が計画性の高いものであればプランナーと呼ばれるであろうし、デザイン性の高いものはデザインマネージャーと呼ぶことが良いのであろうか、そのような人材の存在が不可欠といってよい。もちろん、風景への配慮を前提とした単体構造物の構造を含めた形態への配慮すなわち意匠デザインに近いものを否定するわけではない。意匠設計からデザインへ、単なる形のよさから風景とのなじみ、更には居心地のよい空間、風景へといった、流れが感じられる作品が応募され、受賞にいたる時期に、選考に関わったことは小生にとって大きな喜びといってよい。
 土木技術者としての構造などへのこだわりはもちろん、空間の居心地のよさへのこだわり、形態のおさまりへのこだわり、そして風景へのこだわりが必要とされるようになってきたと考える。すなわち、いわゆる「形態、意匠を考える」といったことだけが「デザイン」ではないことが、普通のことになったとも言えよう。いわば「デザイン」という行為が、形態のおさまりを考えるだけではなく、居心地から風景まで多様で複雑な要因を考えなければならない行為となったというわけであり、今までより更に頭を悩ませなければならない時代となったとも言えよう。しかし、その苦しみが我が国の景観の方向性を生み出し、良い風景を生み出すと信じてやまない。
 冒頭に本作品選集は技術者などにたいするメッセージであると記した。しかし、土木学会はまた技術者たちはこのようなデザインを良いと考えているというメッセージを、これらの作品に触れる一般の国民の皆様にも是非送りたい。その一助として今年度から現場に設置するデザイン賞の賞牌を作成した。昨年度は、過去5年間の受賞作品の学会誌への連載によって、学会員諸氏にデザイン賞の存在と内容を紹介した。加えてこれからは是非現場に賞牌を設置していただき、訪れた一般の国民の皆様にもわが国における「土木デザイン」に対する理解を得るための協力をいただきたい。その結果としてこのデザイン賞が国民的動きにつながり、よい風景を作り上げる方向に寄与できればと考えている次第である。

石川忠晴 眼に見える持続的環境づくりへ

江川直樹(関西大学環境都市工学部建築学科教授)

 昨年のデザイン選集の序文で、篠原修景観・デザイン委員会委員長(当時)は、その受賞作群を、従来の土木的デザインの視点から「異色作?新たな価値観?」と評し、しかし、「近い将来の常識ではないのかと考えることもできる」と評した。今年の選考委員会でも、時間軸を重視しつつ、連続的な風景としての美しさや居心地の良さにまで昇華された作品が、評価されることになった。
 工学の世界が、<ものづくり>から<持続的環境づくり>へとの変化を要請される時代になったと言われるが、とりわけ、土木や建築、都市などの分野はそういった色彩が強い。そして、そういった<持続的環境>が、眼に見える存在として、社会にその姿を現して欲しい。環境共生も、持続的集落も、美しく目に見えるものとして存在し、社会がそれを認知し、確認しあうという存在であるべきだ。産業革命以降、科学や工学の進化は、われわれの眼に見えない社会を作り出した。いわゆるブラックボックスの社会である。説明を聞けばなるほどと思い、言語や数字で説明される利便性や経済性に同意した結果、結局、それが見えない世界であったがゆえに認知を遅くし、乱れた風景や社会を生み出してしまった。これからの社会は、眼に見えるものを大切にする社会でありたい。眼に見えるものは、トータルな世界なのである。部分的な世界ではなく、連続して初めて成り立つ世界である。都市の風景も、農山村の風景も、結局のところ、あらゆるものが連続し、重なりあったコラージュの世界である。すべてのものはその一要素なのである。そういった視点で見えるものをデザインしなければならない。地域の再生も、持続的な環境への再整備という視点が重要で、それを眼に見えるカタチ、デザインとして連続的な風景の中に実現しなければならないのだということを強調して、今年の総評としたい。

石橋忠良 土木デザインのスタンダード、その資質

小野寺康(小野寺康都市設計事務所代表取締役)

 意外性に富んだ昨年とは一転して、今年は受賞すべきものが受賞したという印象だ。選出されたものは、いずれも公共施設のスタンダードといっていい正統な資質を有している。造形性、思想性に一定以上のレベルが認められたものを、数に限らず真摯にピックアップした。その結果、橋梁、河川、遊歩道、駅前広場、住環境整備と、メニュー立てまでバランスいいものとなった。
 最優秀に選ばれたものは、さらに傑出したクォリティを有すると評価されたものたちだ。また、複合プロジェクトが並んだのも特徴だ。複数の道路・橋梁・建築施設などをトータルにまとめあげた苫田ダム。街並みを中心に街角広場・遊歩道などをきめ細かく整えた金山町。広大な敷地に様々なシークェンスを統合して見せたモエレ沼公園。これらの施設はいずれも総合力に優れ、ある種の“雰囲気”にまで昇華した完成度を誇っている。むろん規模が大きいこと、複合プロジェクトだったことが選考理由になったのではない。評価は、規模の大小にではなく、完成度の「高さ」にあった。このレベルに到達するには、優秀な人材が複数コラボレートしながら、互いにおびただしい会話を重ねて練り上げ、造形に結実させることが必要だ。プロジェクトが複雑であるほどに途中で様々な障害が立ち起こったはず。それに粘り強く対峙し、乗り越え続けてこなければ到底このクォリティに到達し得ない。いずれのプロジェクトも、社会基盤として確かな本物の「質」を希求し続ける意思とその持続性といった、人間の「強さ」が、“スタンダードな資質”となって風景に内実を与えていた。これは実際に現地に行き、場に立ったときに初めて分かるものだ。このデザイン賞は、その審査に当たって現地視察を義務付けているが、そんな場の力を実感できる喜びが審査員にはある。ぜひ現場に行ってもらいたい。写真では分かりえない、エモーショナルな磁場がそこに在る。

加藤源 広がりをもつ新たな連携による風景づくりへの期待

佐々木政雄(株式会社アトリエ74建築都市計画研究所代表取締役)

 土木学会デザイン賞の審査に係わって3年目となる。その中で、私自身、単体物そのもののデザインの質はもちろんのこと、その周辺環境への配慮や関連施設との複合体としての調和等を深く考慮した作品を積極的に評価してきた。「苫田ダム空間」「モエレ沼公園」(共に2007年度最優秀作品)にみられるように、広範囲の区域にある複数の施設を、多くの関係者と専門家の参画により、長い期間をかけ、新たな創造的空間と風景が形成された作品を高く評価した。
 なかでも“まちづくり”に関係する受賞作が印象に残る。「横浜アーバンデザイン」(2005年度特別賞)、「小布施町」(2006年度最優秀賞)、「金山町」(2007年度最優秀賞)がそれである。いずれも、約20年間に渡る長い期間をかけて、確固たる信念をもった複数の顔の見える“個人”が協同してつくりあげた結果である。“複数の顔の見える個人”とは、そこに住む住民、直接関係する権利者、計画・設計する専門家、関係する行政者、実際につくる建設技術者等であるが、いずれも上記事業を遂行するに当たって主張をもった個性的な個人の集合体として機能したことが良質な結果となったのだと思う。
 これらの“大モノ”に対し、「アルカディア21住宅街区」(2007年度優秀賞)は小規模な住宅街区にある小公園(ナショナルコモン)である。20年の年月を住民自ら守り育てた結果として、魅力的空間として今日に至っていることに感動を覚えた。「カモメの散歩道」(2007年度優秀賞)の小作品も、そこを利用する人々の多様な要望に対し、手際のよい設計者のデザインセンスとデザイン力により見事にまとめられ、心地よい風景が新たに創造された。
 このように“大モノ”“小モノ”を問わず、“まちづくり”と一体となった“新たな風景”が、多くの人々の参加と協同のもと、長い年月をかけた結果として生み出されたものが“作品”として応募され、評価されたことは意義深い。近年の当土木学会デザイン賞の作品群をみると、限られた専門家領域から異分野専門家協同領域へと広がり、さらに住民活動との協同への領域へと、社会的活動との連携へ、広がる傾向が特徴的にみられるのではないか。当デザイン賞がこれらの広範の分野の人々から支持され、より一層質の高い作品が評価される場として、今後に期待したい。

川崎雅史 実見は土木デザイン賞の醍醐味

島谷幸宏(九州大学大学院工学研究院教授)

 3年間、土木デザイン賞の選考に携わらせていただきましたが、とても楽しい3年でした。土木デザイン賞の何よりの特徴は、現場に行って実見し、実見した人が選考会でリアルにその景観体験を表現し、その感覚を審査員が疑似体験する。その感覚・体験に基づいて評価がなされていく。なかなか面白い仕組みです。
 デザイン賞に応募される作品は、それぞれのデザイナーの何らかの強い思い入れがあります。こうした作品に触れることは、刺激を受けなんとも楽しいことです。土木デザインは規模が大きいので、広い空間の中でどのように土木デザインが表現されているのかが重要になります。土木構造物や土木施設がどのように配置され、空間をどのように支配しているのか、空間の文脈の中でどのような意味を持っているのかなどは現地に行かなければわかりません。また、最近は自然地形そのものをデザインの対象としている作品も見られるようになって来ました。見事にその空間の中に納まっていて、一方で空間のイメージ自体を一変させ、存在感があって、美しい、そのような土木デザインに出会ったときには本当にうれしくなります。そういった意味では、デザイン賞における、実見は私の1年の楽しみな土木デザインツアーでもありました。そういうツアーが成り立つほど、土木デザインも発展してきているように思います。
 そういった意味で、今年の土木デザイン賞はバラエティーに富んだ優れた作品が応募され、そして賞に選ばれたように思います。最優秀賞を受賞した作品はやはり群を抜いていました。

齋藤潮 「風景美・造形美・技術美」のトータルバランスを目指して

田中一雄(株式会社GKデザイン機構代表取締役社長)

 本賞の対象となる土木構造物や施設、景観等のデザインにとって、重要な視点は以下の三点であると私は考える。
 一つは遠景としての「風景美」をかたち作っているかである。対象となる場の中にあって、周辺の環境と調和しつつ美的価値を創出しているかが問われる。このことは、「土木学会デザイン賞」の応募者からも広く理解されていることと思う。
 二つ目は近景としての「造形美」を有しているかである。巨大な土木施設であっても、ヒューマンスケールの精緻なデザインが必要とされる。この点は、ダイナミックな土木的スケールから考えると瑣末なことのように思われるかも知れない。しかしどのような場であれ施設であれ、人のかかわりを持たないものはない。やおもすると、この点は見落とされがちであるが重要な視点であろう。
 三つ目は、新たな構造や技術的視点からの提案性を持っているかである。これは「風景美」や「造形美」の両面にかかわるものであり、「技術美」と言っても良いかも知れない。単なる意匠的な美しさだけでは、土木のデザインとして意味がないことも広く理解されているだろう。
 私が、本年より審査を担当させて頂いて感じたことは、これら三つのトータルバランスの重要性である。このバランスを欠くと、いかに優れた作品でも賞の対象とはならないのである。一例をあげれば、本年の応募作品の中に、惜しくも受賞を逃した橋梁があった。その橋は、ユニークな構造美により国内外の数々の賞を受賞していたが、現場に行くと、その受賞の記念碑やサインが乱立し、ヒューマンスケールでの景観維持がなされていなかったのである。建設後までを含めたトータルなコントロールが欠落してしまった結果である。
 土木のデザインは、多様な人々のコラボレーションによって生まれるものである。「風景美・造形美・技術美」のトータルバランスは、高い専門性の結集によって生まれることを改めて考える必要があるだろう。

内藤廣 価格競争時代の橋のデザイン

西川和廣(国土交通省国土技術政策総合研究所研究総務官)

 公共事業のコストに対する意識が高まってきたのは1990年代に入ってからだったろうか。その後バブル崩壊、景気対策としての財政出動、入札・契約改革、財政再建に向けた公共投資の縮小と続き、公共施設の設計・建設はたびたび翻弄されてきた。ひと頃しばしば揶揄されたバブリーなデザインは何処に行ったのやら。昨今の緊縮財政下での過酷な価格競争を見るにつけ、一体、公共施設の設計にデザインが入る余地があるのかと心配になってしまう。
 今回は橋に関する応募が12橋と多く、筆者も5橋について実際に視察する機会を得た。残念ながら受賞は1橋にとどまったが、それぞれ「コスト縮減」という最優先の命題の中で、造形や景観へのささやかな、しかし力のこもった配慮を見ることができた。多くの橋が技術的な先進性を評価され、土木学会田中賞をはじめとする技術賞を受けていることからも、技術的には価値の高い作品であることがわかる。残念ながら「ささやかな配慮」では、デザイン賞のレベルには及ばなかったということだろう。
 道路計画において、景観を優先して架橋地点を選ぶことはまず考えられない。また、山間地を行く高速道路の橋などには美しいデザインが多いがビューポイントが少なく、市街地の橋では既に存在する景観に割り込むことになり、見たくない景色まで目に入ってしまうなど、なかなか良い条件が揃うことはない。景観との調和というが、現実にはたやすいものではなさそうである。そんな中で優秀賞を受賞したダム湖を渡る志津見大橋は、地形の特徴をうまく活かしてデザインに取り込んだ好事例といえるだろう。
 そういえば「負ける建築」という言葉があった。橋梁デザインの世界にも、コストを始めとした制約の多さ、大きさにファイトを燃やし、デザイン賞に値する設計が生まれてくることを期待したい。

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