人口，資産が集中する倉敷市街地区間に接する高梁川酒津地先の洪水時の水位低下を目的として，高梁川の支川である小田川が高梁川と合流する位置を約4.6km下流に付替える小田川合流点治水工事および，高梁川河口部の橋梁工事，港湾道路事業の視察を行います．

【日　程】平成２７年９月１６日（水）１３：００～１６：４０
（１２：３０までに総合受付にお越し下さい．領収書は，バスの中でおわたしします．）
【行　程】
　岡山大学　⇒　山陽自動車道・倉敷
　　　　　　⇒　小田川合流点治水工事・酒津公園【１時間】
　　　　　　⇒　水島港水島玉島地区臨港道路【３０分】
　　　　　　⇒　岡山大学
【参加定員】４０名（多くのお申し込みありがとうございました．）
　高梁川と小田川の合流点周辺では，両河川の勾配が異なることから，繰り返し洪水の被害が発生してきました．これまでにも河川整備は進められてきたものの，未だ計画高水流量に対して流下能力が不足しており，被害が生じる恐れがあります．また，周辺の市街化も進行していることから，現在の合流点より約4.6km 下流で高梁川に合流させる計画となっています．
　高梁川河口に建設される水島港水島玉島地区臨港道路は，生産拠点である水島地区と物流拠点である玉島地区を往来する多くの港湾関連交通が，既存の水島大橋や霞橋といった上流側の道路まで迂回が強いられるため，輸送コスト増となっているとともに，交通渋滞の一因にもなっていること，高梁川に架かる既設橋梁の歩道幅員は狭く，自転車，歩行者が安全に渡河できる通行路が不足していることから臨港道路（橋梁）が計画されています．この臨港道路は，現在建設工事中であるが，2564mの長さを誇るため，工事の様々な段階を一度に視察することができます．
　なお，どちらの工事も専門家による解説が予定されております．

小田川合流点治水工事

酒津南配水樋門

臨港道路工事風景

水島港水島玉島地区臨港道路